思い出の伊勢旅行
●「おこられた一夜」
買い物から帰ってきた時、ケン玉で遊んでいたので、ぼくも仲間に入れてもらった。
「なかなかできんもんやな」
と言っている時に、先生が来て、
「もう一時間ぐらいで寝なさい」
と言いに来て下さってので、いちおう返事だけはしておく方がよいので、
「はい」
と返事をしておいた。
いつの間にか、まくら投げになってしまった。あまりにぎやかすぎて、先生が来て、
「うるさいぞ」
とおこられ、ふとんのなかへ、みんなもぐりこんでしまった。
「朝やぞ」
とだれかが言ったが、ごくは、気にせずに、
「ほうかいや」
と言っていたら、ほかの部屋の子が来たので
「ああねむたいのに」
といってねようとした時、先生がおこりに来た。
「ねむたいのに怒る方も大変やな」
「早くねよ」
と思ってねてしまった。
(は組Hくん)
●「旅館での夜」
便所から帰ってきて、部屋に入ったとたん、まくらが飛んできた。それで投げ返したら、森君にあたってしまった。するとみんなが向きを変え、森君の方に投げた。森君は、
「いたい、いたい」
と言ってあばれ回った。
植谷先生がこられて、
「早く寝ろよ」
と言われてとたん、みんなは、さっと寝てしまった。それで植谷先生が行ってしまわれると、また竹中君と北村君が、「ゲラゲラ」と笑いだすと、みんなも笑いだした。しばらくすると、あんなにうるさかったみんなが寝てしまった。
夜中に北村君が、なにげなく起きると、みんなが寝ぼけて起きてしまった。しかし、堀内君は大きないびきをかいて寝ていた。ほかはナップサックをしょって部屋から出ようとしたら、植谷先生がこられて、
「なにねぼけとる」
と言ってみんながげんこつをもらって、目がさめた。みんなはもう一度、ふとんにはいった。そしていつのまにか眠りにおちた。
(は組KTくん)
●「楽しかった伊勢の夜」
買い物から、みんなが帰ってきたので、みんなで外をながめた。なんと! 月が赤くなっているではないか。それだけならいいが、下の山にあるお墓が月に照らされていて、とても気持ち悪いのだ。
外をながめるのをやめて、修学旅行名物の枕投げをした。中村君は、頭が痛いといって寝てしまった。
枕投げ開始、みんな飛んでくる枕をつかんでは投げ、つかんでは投げしている。
枕投げが終わった。被害者は? なんと寝ていた中村君、どさくさにまぎれてみんなが中村君の頭や足をふんでいたのだ。そんなさわぎの中、中寺君が、枕をもって立っていた。前には井関君がいある。
「バシーン」
井関君が頭をかかえて寝ている。中寺君が枕で頭をどついたのだ。
それから、先生にみつかるとおこられるので、すぐ寝る練習もしたし、中村君だけおいてトイレにも行った。
それから十分後、となりの部屋の加納君が入ってきた。高津君がゴムのヘビを投げた。
「タァヘーや、いてまえー」
藤井君のかけ声とともに加納君を袋だたきにした。加納君は、泣きべそかいて帰って行った。
朝、先生におこられた。けれども楽しい伊勢の夜だった。
(は組Bくん)
買い物から帰ってきた時、ケン玉で遊んでいたので、ぼくも仲間に入れてもらった。
「なかなかできんもんやな」
と言っている時に、先生が来て、
「もう一時間ぐらいで寝なさい」
と言いに来て下さってので、いちおう返事だけはしておく方がよいので、
「はい」
と返事をしておいた。
いつの間にか、まくら投げになってしまった。あまりにぎやかすぎて、先生が来て、
「うるさいぞ」
とおこられ、ふとんのなかへ、みんなもぐりこんでしまった。
「朝やぞ」
とだれかが言ったが、ごくは、気にせずに、
「ほうかいや」
と言っていたら、ほかの部屋の子が来たので
「ああねむたいのに」
といってねようとした時、先生がおこりに来た。
「ねむたいのに怒る方も大変やな」
「早くねよ」
と思ってねてしまった。
(は組Hくん)
●「旅館での夜」
便所から帰ってきて、部屋に入ったとたん、まくらが飛んできた。それで投げ返したら、森君にあたってしまった。するとみんなが向きを変え、森君の方に投げた。森君は、
「いたい、いたい」
と言ってあばれ回った。
植谷先生がこられて、
「早く寝ろよ」
と言われてとたん、みんなは、さっと寝てしまった。それで植谷先生が行ってしまわれると、また竹中君と北村君が、「ゲラゲラ」と笑いだすと、みんなも笑いだした。しばらくすると、あんなにうるさかったみんなが寝てしまった。
夜中に北村君が、なにげなく起きると、みんなが寝ぼけて起きてしまった。しかし、堀内君は大きないびきをかいて寝ていた。ほかはナップサックをしょって部屋から出ようとしたら、植谷先生がこられて、
「なにねぼけとる」
と言ってみんながげんこつをもらって、目がさめた。みんなはもう一度、ふとんにはいった。そしていつのまにか眠りにおちた。
(は組KTくん)
●「楽しかった伊勢の夜」
買い物から、みんなが帰ってきたので、みんなで外をながめた。なんと! 月が赤くなっているではないか。それだけならいいが、下の山にあるお墓が月に照らされていて、とても気持ち悪いのだ。
外をながめるのをやめて、修学旅行名物の枕投げをした。中村君は、頭が痛いといって寝てしまった。
枕投げ開始、みんな飛んでくる枕をつかんでは投げ、つかんでは投げしている。
枕投げが終わった。被害者は? なんと寝ていた中村君、どさくさにまぎれてみんなが中村君の頭や足をふんでいたのだ。そんなさわぎの中、中寺君が、枕をもって立っていた。前には井関君がいある。
「バシーン」
井関君が頭をかかえて寝ている。中寺君が枕で頭をどついたのだ。
それから、先生にみつかるとおこられるので、すぐ寝る練習もしたし、中村君だけおいてトイレにも行った。
それから十分後、となりの部屋の加納君が入ってきた。高津君がゴムのヘビを投げた。
「タァヘーや、いてまえー」
藤井君のかけ声とともに加納君を袋だたきにした。加納君は、泣きべそかいて帰って行った。
朝、先生におこられた。けれども楽しい伊勢の夜だった。
(は組Bくん)