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思い出のキャンプファイア(2)

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86balloonsWP.jpg●「ふう、えらかった」
 楽しかったキャンプファイアも終わって、みんなぞろぞろとテントに帰る。テントではみんな、寝たりおやつを食べたりしている。そして、
「みんな、ねようか。」
という声とともに、みんなんてしまった。
「おいおい。」
という声でぼくは起こされた。みんなで便所へ行こうと言っているのだ。それで、みんなといっしょに行くことにした。
 テントから出ると外は真っ暗やみだ。そんな所をみんなと出ていった。
 少し行くとキャンプファイア場がある。さっきまではとても楽しかったのに、いまは炭だけが残っている。
 そこを通りすぎ、小さな明かりのあるところまで向った。小さなあかりとは台所の蛍光灯のことである。
 そこで少しだけ休んで、全速力で便所まで向った。だんだん遠ざかるほど光は弱くなっていく。そしてまったく光がなくなってしまった時、世界には、ぼく一人しかいないように思えた。
 パッと光がさしかかった。ぼくは便所の光だと思った。そして、力いっぱい走った。光に受かって一直線に走った。最後の光でもあり、終点でもある便所へぼくは、力いっぱい一直線で走っていった。
 (い組Oくん)